~モスソガイについてコメントがありましたのでご紹介します~
- 2014/10/19
- 23:15

ツブは「貝」というよりも、ちょっと丸みを帯びた巻貝全般を指します。
主にエゾバイ科の巻貝は、東北・北海道では区別なく「ツブ」です。
区別するときには「○○ツブ」という地方名で呼ばれます。
モスソガイの呼び方は、
旧伊達藩地域ではアワビツブ(アワビみたいに身がはみ出ているから)、
旧南部藩地域ではペルリツブ(黒船のペリーが持ち帰ったかららしい)や
ベロツブ(粘液を出すから)というようです。
ちょっと丸みを帯びたり、クルンと巻いた様子を指す古語の「ツム」が由来らしく、
カタツムリのツムリ、おつむのツム、つむじのツムなどと語源を同じくすると
考えられています。
ちなみに「ニシ」は、ちょっと尖った巻貝全般を指します。
タニシとかアカニシのニシです。
(貝サポメンバーのSさんより)
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解説いただいた通り、裳裾(モスソ=衣類の裾)のように茹でられた中身が
べろんと飛び出ておりました、食べた後の撮影で様子をお伝えできず残念!
殻皮(貝殻を覆っている皮や膜のようなもの)がきれいに残っていて、
2011年の安定化処理の折、剥がれないよう注意深く作業したことを思い出しました。
(中村)